
マイホームとの違いとは
マイホームには住居のほかに財産という側面があります。購入した住宅は購入者の財産であり、ずっと住み続けることができますし、売りたいときは自由に売却できます。これに対して賃貸は借りた住宅であり、自己所有物にはなりません。数十年にわたって賃料を払い続けても、借り物には違いないのです。住宅ローンであれば完済すれば、住宅は完全なる自分の物になります。
賃貸は高齢になると入居審査をパスしにくくなります。高齢になって年金生活をするようになると、会社員時代より収入が下がってしまう人が多いでしょう。収入が減ると家賃の支払いが厳しくなるので、必然的に賃貸を借りにくくなるわけです。実際に高齢になるにつれて、マイホームのありがたみを実感するようになったという人は多いです。
自己の財産になることはない
賃貸は気軽に住み替えできる反面、決して自分の財産になることはありません。マイホームがあると高齢になっても住むところには困りませんが、賃貸だと急に審査に通らなくなる可能性があります。審査の可否を決めるのはあくまでも大家さんであるため、100%の確率で借りられる物件は存在しないのです。
働き盛りのときは簡単に借りられた物件が、定年退職後は借りられなくなったという話は少なくありません。マイホームであればずっと住めますし、まとまったお金が必要なときは売りに出すことができます。賃貸物件は自己の財産にはならないからこそ、万が一に備えて資産形成をしておく必要があるでしょう。賃貸に住みながらコツコツとお金を貯めて、マイホーム購入を決意する人は少なくありません。